象嵌サインを解説|製作工程よりプロが教えます!

象嵌(ぞうがん)文字って知っていますか!?「面板よりアクリルが突き出している」高級感を感じるあの看板、実は細かな技術と工夫の結晶なんです。例えばステンレス板とアクリル板の組み合わせは、クリアランスを1mm前後で調整します。メチレンでアクリル接着するには、気泡など入らないように経験と熟練の技術が求められます。これにより日中はシンプルに見えても、夜になると鮮やかに文字が浮かび上がるような演出が可能な高級感のある象嵌サインが仕上がります。そんな魅力的な象嵌文字の看板、その製作過程と技術の細部について今回は特定の事例を基に詳しくご紹介します。

温かみのある LED 象嵌看板。その秘密を一緒に勉強してください!

ここからの目次

象嵌サイン制作の重要な工程

象嵌サインの制作は、デザインから完成までの細やかな工程によって成り立っています。一見シンプルに見える看板も、職人の熟練した技と最新の技術が融合することで、その芸術性と機能性を引き出します。各工程ではそれぞれ異なる専門的な技術や創意工夫が求められ、その積み重ねがLED内照式のサインならではの高級感を生み出します。

ラボリちゃん

象嵌サインのカスタマイズも多彩です

切り出しと加工の技術

まずはステンレス板金を高精度なレーザー加工機でカットします。正面の仕上げアクリルはサイズににもよりますが、板金よりマイナス1mm程度でカットします。ルーター切断機ではなくレーザーカットで精密に切断するのもきれいに仕上げるポイントです。この段階では素材の厚みや細かい形状デザインを考慮した上での、適切なクリアランスが必要になりデータの微調整することで製品の完成度を大きく左右します。

レーザーカットマシン(アクリルカット)
レーザーカットマシン(アクリルカット)
ラボリくん

レーザーカットは鈑金とアクリルのクリアランスが重要なんだ

鈑金とアクリルの組み合わせ作業

切り出しが完了した素材を配置しながら、正確に組み合わせていく作業は象嵌サインの核心部分です。これは板金とアクリルの異なる素材をぴったりと合わせる経験と技術が必要になります。アクリル同士の接着は気泡が入らないようにメチレンで接着するため、極めて慎重な作業が求められます。

ラボリちゃん

型板にアクリルはめて接着するの

素材の選び方とLED配色の工夫

光源の組み合わせによって、看板全体に統一感と高級感をもたせます。乳半アクリルと透明アクリルを組み合わせると仕上げの質感の見え方も変わりますし、LEDを電球色を利用することで温かみのある雰囲気を醸し出すことができます。またダイノックシートなどで木目シート貼りする事により、自然な環境にもフィツトするデザインになります。

象嵌サインのコストを決める要素

仕様によってもコストが変わりますが、デザインがシンプルな場合製作時間も短く、コストが抑えられる一方で複雑なデザインや細かな文字が多い場合には作業工程が増えるため、製作時間や手間がかかりコストが上がります。数量が多い場合には、一度に製作する事が可能なので、割安で製作できる場合もあります。

  • シンプルなデザイン、小規模の象嵌サイン:¥50,000〜¥100,000程度
  • 中規模、標準的な素材ステンレスとアクリルを使用した象嵌サイン:¥100,000〜¥250,000程度

アクリルの突き出す厚みや、板金の塗装orシート貼り仕上げなどで価格は変わりますが、上記金額を目安と考えて良いのではないでしょうか。

まとめ

象嵌サインの制作は、設備と職人の手による加工工程が多くあるサインになります。看板に高級感を加味させたいときは有効な方法です。またステンレス板とアクリル板のクリアランス調整は、象嵌サインの完成度を左右する重要な工程です!アクリル接着の際の細心の注意により、気泡のない美しい仕上がりが実現します。このようにして完成した象嵌サインは、日中のシンプルさと夜間の華やかさという二面性を持ち、視覚的にも機能的にも高い満足感を提供します。以上の工程を経ることで、アクリルにも立体感のある温かみのある看板が生まれるのです。全ての象嵌サインに共通する魅力と言えるでしょう!

ラボリは一括製作できる経験と知識でお客様のご要望にお応えさせていただきます、どのような小さなこともご相談ください。

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