チャンネル文字とは?価格や種類、箱文字・切文字・カルプ文字との違い

こんにちは!チャンネル文字の専門工房LABORIの代表・岡村です。

看板を目立たせてお店の集客力をアップさせたいオーナー様・店舗デザイン会社様に向けて、チャンネル文字の価格や種類、他の文字看板との違いをご紹介します。

※記事を上から順番に読んでいただくと、チャンネル文字について一通りわかる構成になっていますが、特定の情報が知りたいという方は以下のリンクをご利用ください。

価格について知りたい方はこちら
他の文字(箱文字・切文字・カルプ文字)との違いについて知りたい方はこちら
種類について知りたい方はこちら

ここからの目次

チャンネル文字とは?

チャンネル文字とは、厚みのある立体的な文字看板・サインの事で、「箱文字」「立体文字」とも呼ばれます。

主に店舗やビルの看板など、店名やキャッチコピーを目立たせて注目を集める目的で使用されています。

チャンネル文字の素材には金属・ステンレス・鋼・アクリル・樹脂など様々な素材が使用され、さらに、LEDを使用し発光させることもできます。

ちなみに、チャンネル文字の「チャンネル」は、「チャンネル」が「電気を通す溝」を指すことに由来しています。その理由は、チャンネル文字の側部にLED光源を設置するための溝があるからです。(LEDで文字を光らせることで、より文字が際立ちます。)

チャンネル文字の特徴

1. とにかく目に付く存在感と抜群の訴求力

なんといっても1番の特徴は、立体的な形状とLEDライトによる存在感です。遠くからでも、夜間でも目につきます。そのインパクトは通常の平面の文字看板と見比べると一目瞭然で、お客様の心をグッと掴む訴求力があります。

2. 表現できるデザインの自由度が段違い

文字の太さ・細さ・フォント・素材・LEDの色・光らせる場所などあらゆる部分のカスタマイズができます。そのため、お店のイメージやブランドに合ったデザインを実現できます。

3. 耐久性が高く、雨・風・紫外線に強い(屋外使用可)

金属(ステンレス・鋼板など)を使用したチャンネル文字は耐久力にも優れています。雨や風、紫外線による劣化が少ないため、屋外でも長期間使用できます。

箱文字・切文字・カルプ文字との違い

箱文字との違い ※箱文字はチャンネル文字の種類の一つ

実は箱文字はチャンネル文字の種類の一つで看板やサインで使用される立体的な文字です。中が空洞になった構造が箱文字の特徴です。名前の通り、文字自体が「箱」のような形状をしており、文字全体に立体感を持たせることができます。

切文字との違い

切り文字は、金属、アクリル、木材、アルミ複合板などの素材から切り出して作られたシンプルな文字です。チャンネル文字は立体的ですが、切り文字は平面なので、深さや空間はありません、比較的小さなタイプの文字で使用されます。

チャンネル文字よりもシンプルで軽量なので、コストが抑えられます。一方で、夜間の視認性が低いため、夜間は営業しないお店に適したサインとも言えます。

カルプ文字との違い

カルプ文字はチャンネル文字と同じく立体的な文字ですが、素材や構造が異なります。カルプ文字は、発泡ポリスチレンフォーム(カルプ材)を使用して作られる軽量な立体文字です。

カルプ材はいわゆる発泡スチロールに似た素材なので、耐久性は低く、質感もチープです。それをカバーするために表面と裏側にはアクリル板を接着するので、チャンネル文字や箱文字のように空洞はありません。

軽量・安価・加工のしやすさから屋内のちょっとした看板として使用されることが多いです。

耐久性については、屋内ではチャンネル文字と同等ですが、屋外は、紫外線や雨風の影響を受けやすく、チャンネル文字と比べ劣化が早い傾向にあります。

チャンネル文字の価格

チャンネル文字の価格は、使用する素材やサイズ、LED照明の有無、デザインの複雑さなどによって大きく変わります。以下に、チャンネル文字の価格に影響を与える主な要素を詳しく説明します

チャンネル文字の価格は素材・サイズ・LEDの有無・デザインの複雑さによって大きく変動するため、一概に◯◯円と言えません。参考までに当社で製作する場合の価格の目安は以下になります。

チャンネル文字の価格の目安(当社の場合)

1.文字高さ500mm、金属製 × LED無し の場合 ・・・ 数千円~1万円 / 1文字あたり

大きさやデザインの複雑さ、素材など仕様によって価格は変動します。

2.文字高さ1m、金属製 × LED有り の場合 ・・・ 4万円~ / 1文字あたり

大きさやデザインの複雑さ、素材、LEDの設置方法など仕様によって価格は変動します。

3.文字高さ2m大型サイズや高級素材を使用した場合: ・・・ 10万円~ / 1文字あたり

高さ2m以上の大型サイズ、高級素材、LED照明、鏡面仕上げなどを組み合わせたデザインの場合、1文字あたり10万円以上になることもあります。特に大型サインはアクリルではなく※FF仕様などにするため、総額が大きくなる傾向があります

※FF:フレキシブルフェイス、柔軟性のあるビニール素材やPVC(ポリ塩化ビニル)シートを使用したもので素材が柔軟であるため、非常に大きなサイズの看板文字に使用します。

価格を決める主な要素

1. 素材

チャンネル文字に使われる素材は多種多様ですが、大まかに金属(ステンレス、銅、真鍮…など)と非金属(アクリル、樹脂…など)に分けられます。
そして、金属の方が価格が高くなります。さらに、表面加工(反射させるための鏡面仕上げ、高級感を持たせる金メッキ)によっても価格が変動します。

2. サイズ・厚み

サイズ・厚みが大きくなるほど価格が上がります。なぜなら、使用する材料と加工の手間が増えるからです。

3. LED照明の有無

LED照明を搭載すると、当然材料費や加工費分、価格が上がります。
逆にLED照明を非搭載にすることで価格を抑えられますが、夜間の視認性や訴求力が落ちてしまいます。

チャンネル文字の種類

LED・発光タイプ

正面発光(キャップ式)

正面発光のチャンネル文字は、文字の内部にLED照明が設置され、文字の正面部分が発光します。正面はアクリルで作られており、光を透過するように設計されています。

「キャップ式」という名称は、文字の正面部分をキャップ(額縁)のようにアクリルを固定するためのパーツです。

正面発光(フチ無し)

文字の正面全体が光るタイプです。通常の正面発光(キャップ式)では、文字の周囲にアクリルを固定するキャップがついていますが、フチ無しタイプではそのキャップがないため、よりすっきりとしたデザインが特徴です。アクリルは伸縮するため、キャップの無い「フチ無し」タイプは文字高さ600mm程度までにしないと落下する危険がありますので、小型向きの文字になります。

背面発光(弁当箱式)

文字の背面から光を放つ照明方式です。この「弁当箱式」という名称は、文字の構造が弁当箱のように底と蓋が重なった構造で、文字自体の内部が空洞になっていることに由来しています。背面発光の特徴は、文字の背面から壁面に向けて光を拡散させることで、文字が浮かび上がるような効果を演出します。

背面発光(シングルボルト式)

シングルボルト式は弁当箱式と取付後の見え方は同じで、文字の背面から光を放つ間接照明の方法です。シングルボルト式は、弁当箱式の底が無い、蓋だけの構造になります。主に小型文字で使用するケースがあり、中型以上の文字にはメンテナンスや強度においても不向きになる傾向があります。

正面・背面発光キャップ式

文字の正面と背面の両方から光を放つタイプ、文字の正面からの鮮やかな発光と背面からの間接的な光の両方を活かして、文字をより立体的かつ視認性の高いデザインに仕上げるLED照明方式です

電球付文字

立体的な文字に電球を取り付けたものを指します、LED電球はφ30φ40φ50など数種類あります、レトロな雰囲気や個性のあるデザインを作りたいときに人気があります。電球の配置や種類によって多彩な表現が可能です。

サイン球サイン※チャンネル文字サンプル(CAFE)

砲弾型ledサイン

立体文字に、砲弾型(小粒)のLEDを取り付けた文字を指します。砲弾型はφ10前後の小粒タイプになり、その形状が砲弾のように先端が丸く膨らんでおり、強い光を一点に集中させるため、夜間や暗い場所でも文字がはっきりと目立ちますのが特徴です

正面発光クリスタル(キャップ式)

正面発光の一種で、文字の正面を透明感のあるダイヤモンドのようなカットしている形状のアクリル素材で覆い、内部のLED照明によって正面から光がクリスタルのようにキラキラ輝いて見え発光するチャンネル文字です。

クリスタル文字

非発光タイプ

箱文字(弁当箱式)/ (非発光)

立体的な文字の一種で、文字の形状が「箱」のような構造になっており、内部が空洞になっている文字です。この「弁当箱式」という名称は、文字の前面と背面が重なった形状が弁当箱のように見えることに由来しています。非発光タイプの箱文字は、内部に光源がない発光しないチャンネル文字です

箱文字(シングルボトル式)/(非発光)

シングルボルト式は、弁当箱式の底が無い、蓋だけの構造になります。主に小型文字で使用するケースがあり、中型以上の文字には強度においても不向きになる傾向があります。

非発光タイプの箱文字は、内部に光源がない発光しないチャンネル文字です

チャンネル文字のサイズ(厚み・大きさ)

チャンネル文字の厚み

厚さ10mm~130mmの範囲で製作することが一般的です。
(当社でもほぼ全てのケースで10mm~130mmで製作しています。)

厚さが増せば増すほど立体感が増し、遠くからでも目立つようになります。
反対に厚みを減らすと(薄くすると)、シンプルかつシャープな印象を与えられます。

実物を見ていただくと、よりイメージしやすいので、以下に弊社が製作したチャンネル文字を厚み別にご紹介します。

▼厚さ10ミリ~30mmのチャンネル文字


▼厚さ40mm~60mmのチャンネル文字

箱文字(正面発光フチなし)サンプル



▼厚さ80mm~100mmのチャンネル文字



▼厚さ120mm~150mmのチャンネル文字

チャンネル文字の大きさ

大きさは厚みと違って、比較的自由なサイズで製作することができます。
小さなもので50mm*50mm程度、大きなものになると3m*3mにもなります。

チャンネル文字の製作納期

当社の場合、高さ300mm程度のサイズであれば約2週間程度が納期の目安になります。
ただし、当社は自社工場で製作していることもあり、業界の中でも納品スピードが早い方だと自負しています。一般的な業者様の場合、平均すると2週間~1ヶ月程度になることが多いです。

チャンネル文字の製作事例

当社では飲食店から病院、ホテル、ショッピングセンター、複合商業施設など多種多様な業種のチャンネル文字を製作しています。
その中からいくつかの製作事例をご紹介いたします。

製作事例1.箱文字

シンプルな立体的な文字の一種で、文字の形状が「箱」のような構造になっており、内部が空洞になっている文字です
箱文字は、内部に光源がない発光しないチャンネル文字です

製作事例2.背面発光

文字自体が浮かび上がるように見えるのが特徴です。文字の内部にLED照明が組み込まれており、照明が文字の背面から壁に向かって発光します。壁を反射して照らしているので、文字の周囲に柔らかい光が照ります。

製作事例3.正面発光 (キャップ式)

正面発光のチャンネル文字は、文字の内部にLED照明が組み込まれており、文字の正面部分が発光します。正面はアクリルで作られており、キャップ(額縁)で固定してます。

製作事例4.正面・背面発光キャップ式

文字の前面が発光するタイプと、背面に向かって発光する、両面光るタイプです。
両面にLEDを配置するため、通常の文字より厚くする必要があります。

製作事例5.電球付文字

電球付きチャンネル文字は立体的な文字の内部にLED電球を取り付けたタイプです
露出した電球がレトロな雰囲気を演出します。

チャンネル文字についてよくある質問

1. 製作にかかる納期はどれくらいですか?

H300㎜程度の文字であれば、2週間程度が納期の目安となります。

案件の仕様や、当社工場の稼働状況によって変わって参ります。

まずはお気軽に無料相談をご利用ください。

2. 重量はどれくらいですか?
素材やサイズなど多種多様で重量には幅があります。

無料相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

3. チャンネル文字の設置に決まりや制限はありますか?
屋外広告物条例により制限があります。

地域により違いがありますので、お住まいの役所や建設会社にお聞きいただくか、まずは当社へお問い合わせください。

4. チャンネル文字の設置に公的な許可や手続きの必要はありますか?
屋外広告物条例により制限があります。

地域により違いがありますので、お住まいの役所や建設会社にお聞きいただくか、まずは当社へお問い合わせください。

5. 野外・室内どちらにも設置可能ですか?
チャンネルサインの仕様により屋外設置が不可なものもがございます。

設置場所やご希望のチャンネルサインがございましたら、お気軽にご相談下さい。

もしもご希望のサインが野外設置に適していない場合も、代替え案などご提案できると思います。

6. 寿命はどれくらいですか?
ステンレスなどの素材は10年以上、LED5~10万時間(※種類により)持ちます。
樹脂、焼付塗装など設置場所や環境により異なります。

6. 1ヵ月の電気代はどれくらいかかりますか?
チャンネルサインのサイズ・仕様によって大きく変わります。一般的な電球よりLEDの方が電気代は抑えられますが、使用するLEDの個数によります。お手数ですが、どのような使用、用途で設置するのか?稼働時間などお教えください。概算で算出してお伝えいたします。

電気代・電気料金の自動計算もご利用ください
https://testpage.jp/tool/denkidai.php

私たちラボリは、どんなに小さなことでも喜んでご提案させていただきますので、どうぞお気軽にご連絡ください!

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