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切り文字看板は、立体的な文字やロゴを使った看板です。影や奥行きが生まれるため視認性が高く、洗練された印象を与えます。シンプルながら存在感があり、遠くからでも目を引くため、店舗の壁面看板や商業施設の案内表示などに広く活用されています。
この記事では、切り文字看板の特徴や製作から活用方法について、詳しく解説します。
切り文字看板は、素材を文字や図形の形に切り抜いて製作される看板です。多くの場合、コンピューター制御のNCルーターやレーザー加工機を用いて作られます。光や影の効果を活かすことで立体感が強調され、高級感や洗練された印象を与えます。
切り文字看板は小さなサイズから製作でき、壁面への取り付けも比較的簡単です。また、板材の厚みがそのまま文字の厚みになるため、素材や厚みを変えるだけで雰囲気が変わります。シンプルな作りながら、業種を問わず幅広く使用されています。
切り文字看板には、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、主なメリットを詳しく解説します。
切り文字看板は、素材の厚みを活用した立体的なデザインによって視認しやすい特徴があります。昼間は太陽光が文字の側面に当たり、陰影が生まれることで立体感が強調されます。夜間はスポットライトや間接照明を利用すると影が際立ち、クリアに文字を認識できます。
平面的な看板と比べてデザイン要素が高いため、建物の外壁や広い空間に設置しても背景に埋もれなく目を引きます、シンプルな切り文字サインは、余計な装飾を省いたミニマルなデザインが特徴で、洗練された印象を与えるだけでなく、ロゴやブランドの個性を際立たせる効果もあります。
また、アクリルやステンレスなどの素材を使用すれば、光を反射させて輝きを持たせることも可能です。
切り文字看板はフォントの種類や文字の厚み、カラーのバリエーションが豊富でブランドイメージに合わせたデザインが可能です。シンプルなゴシック体を選べば力強い印象を与え、エレガントな筆記体を使用すれば高級感を演出できます。
金属やアクリルなどの素材の選択によっても、仕上がりの印象を変えられます。ステンレス素材を使えば洗練されたモダンな雰囲気になり、木材を選べば温かみのあるデザインになります。また、LED照明を組み合わせることで一層目を引くデザインに仕上げられます。文字の背面から光を当てる「バックライト仕様」にすれば、幻想的な雰囲気を演出できます。
ステンレスやアルミを使用した切り文字看板は、高い耐久性を持っています。サビや腐食に強く、雨風にさらされる屋外でも長持ちするため、店舗や企業の看板として広く採用されています。
金属製よりも耐久性が劣るアクリルやカルプは長期的な屋外利用には適していませんが、屋内で使用する場合は問題ありません。屋外使用の場合、正面はシート貼り、側面は塗装を施すことで紫外線による色あせや劣化を防ぎ、耐久性を延ばすことができます。
切り文字看板には、さまざまな種類があります。
ここでは、代表的な種類について詳しく解説します。
ステンレス切り文字は、風雨にさらされても劣化しにくく美しい状態を長期間維持できることから、企業の社名プレートや高級感を演出したい店舗の屋外看板によく使われます。
仕上げ方法には、光沢のある「鏡面仕上げ」と、落ち着いた印象の「ヘアライン仕上げ」などがあります。鏡面仕上げは表面が磨かれて鏡のように光を反射し、ラグジュアリーな雰囲気を演出できます。ホテルやブランドショップなどで使用されることが多いです。
ヘアライン仕上げは細かな研磨加工によって落ち着いたマットな質感を持ち、指紋や汚れが目立ちにくいのが特徴です。オフィスの看板や公共施設のサインなど、品のあるデザインが求められる場所に適しています。
アクリル切り文字は、カラーバリエーションが豊富なのが特徴です。透明や半透明のタイプもあり、デザインの自由度が高いためポップで明るい印象の看板に適しています。
アクリルは加工しやすく、比較的安価なためコストを抑えつつオリジナリティのある看板が作れます。厚みの選択によっても印象が変わり、3mm、5mmの厚みが一番多く使用される厚みで、適度な立体感を演出できます。アクリル樹脂の為、大きな文字には伸縮の歪みや破損のリスクが大きくなり不向きで文字高さ100ミリ前後、屋内用として推奨されます
また、LEDを組み合わせることで光を透過させたり、文字を発光させたりすることも可能です。飲食店や美容サロンなど、夜間の視認性を高めたい場面で効果的に活用されています。
カルプ文字は、発泡ウレタン樹脂(カルプ材)をアクリルで挟み込んで使用した軽量で厚みのある切り文字です。取り付けが簡単なうえ、10mm~50mm程度まで厚さを選べるため、手軽に立体感を演出できます。
表面に塩ビシートを貼ることで、仕上がりの質感を変えられます。例えば、金属風のシートを貼ることでステンレスのような見た目を再現することも可能です。カルプ文字は、重厚感のあるデザインを求める場合に最適な選択肢となります。
アルミ切り文字は、ステンレスよりも軽量で加工しやすいのが特徴です。耐久性がありながらもコストパフォーマンスに優れているため、大型の看板や高所に設置するサインにも適しています。
また、ステンレスに比べて重量が軽いため、壁面やガラス面への取り付けが容易で施工時の負担を軽減できるのもメリットです。大型の文字やロゴを使用する場合でも、建物の構造に負担をかけにくく幅広い用途に対応できます。
さらに芯材に発泡プラスチックを使用したアルミ複合板タイプもあり、コストを抑えつつ軽量性と耐久性を両立できます。屋外の長期使用にも適しているため、価格と性能のバランスを重視する場合におすすめです。
切り文字看板は、さまざまなシーンで利用されています。
ここでは、代表的な活用事例を紹介します。
切り文字看板は飲食店やアパレルショップなど、店名やロゴを表現する看板として広く使用されています。透明アクリルとカラーアクリルの組あ合わせる事で立体的なデザインは視認しやすく、光の当たり方によって異なる表情を見せるため、店舗の雰囲気を引き立てます。
更にアクリルの角をテーパー(斜め)にしたりR型にすることで洗練された印象を演出でき、カラフルなアクリル素材を使うことで親しみやすい雰囲気を作れます。
切り文字看板は、企業のブランドイメージを高めるオフィスサインとしても広く活用されています。会社の受付や会議室の案内表示に取り入れることで、来訪者に洗練された印象を与え、企業の信頼感を高める効果があります。
メッキやステンレスのヘアライン、鏡面仕上げを採用すると、落ち着いた上品な雰囲気を演出できます。法律事務所やコンサルティング会社など信頼性が求められる業種に適しているでしょう。
ショッピングモールや大型商業施設では、館内の案内看板や店舗の外観サインとして切り文字看板が多く採用されています。
館内の案内表示には、カルプ文字やアクリル素材を使用したサインが適しています。各店舗の外観サインとして使用する場合、ステンレスやアルミを活用することで高級感や洗練された印象を与えられます。特に、ブランドショップやレストランのファサードには、鏡面仕上げのステンレスやバックライトを組み合わせたデザインが人気です。
看板の切り文字製作では、素材やデザインに応じて適切な切断方法を選ぶことが重要です。レーザー切断機、CO₂切断機、NCルーターの3つの加工方法は、それぞれ異なる特徴を持ち、適した用途が異なります。ここでは、それぞれの特性を簡潔に説明します。
ステンレス切り文字の製作方法はレーザー切断でカットします、ステンレス切り文字の標準的な厚みは3mm、5mmで、適度な強度と美しさを兼ね備えています。ただし、5mm以上になると加工コストが上がるだけでなく、重量も増して施工の負担が大きくなるため、厚みのあるデザインが必要な場合は、箱状に成形した「箱文字」で対応するのが一般的です。箱文字にすることで、重量を抑えながらも立体感を強調でき、より存在感のある仕上がりになります。
シンプルな形状ながら視認性が高く、洗練された印象を与えるステンレス切り文字ですが、仕様によってコストや設置方法が変わるため、デザイン段階で適切な厚みや加工方法を選ぶことが重要です
SUS切り文字は、レーザー切断後に表面を研磨して仕上げます。仕上げ方法はヘアラインや鏡面など用途に応じて選択されます。次に、裏面にボルトを溶接し、安定した設置ができるよう加工。最後に仕上がりをチェックし、傷や不具合がないことを確認して完成となります。
カルプ文字やアルミ複合板文字、木材などの軟質系材料は、NCルーターでカットするのが最適です。
主な理由はレーザー切断の場合、高温で材料を溶かしながらカットするため、カルプやアルミ複合板の樹脂部分が溶けたり、焦げたりする可能性があります。特にカルプ(発泡ウレタン)やアルミ複合板の樹脂層は熱に弱く、変形しやすいため、熱を使わないNCルーターの方が適しています。
レーザー切断は主に薄い金属などに適していますが、カルプのような30mm以上の厚みのある素材をカットするのには向いていません。NCルーターなら、刃を回転させながら徐々に削り取るため、厚みのある材料でも精度の高いカットが可能です。
アクリルの加工にはCO₂レーザーレーザー切断機が最適とされ、多くの看板文字やディスプレイ製作で使用されています。CO₂レーザーは波長が10.6μmで、アクリルのような非金属材料に適しており、クリアな切断面が得られます。
刃物を使わないため、アクリルに負荷がかからず、割れや欠けが発生しにくいのが特徴、特に細い部分のカットや複雑な形状も問題なく加工できます。
美しい仕上がり:切断面が滑らかでツヤがあり、追加の研磨不要。
高精度な加工:細かいデザインや複雑な形状も正確にカット可能。
非接触加工:刃物を使わないため、割れや欠けが発生しにくい。
厚みのあるアクリル対応:10mm程度は問題なく、20mm以上も可能な機種あり。
大量生産向き:同じ形状を短時間で大量生産でき、作業効率が高い。
切り文字看板は視認性が高く、デザインの自由度に優れた看板です。ステンレスやアクリル、カルプ文字などを使い分けることで店舗やオフィスの雰囲気に合った仕上がりを実現できます。また、コストパフォーマンスにも優れているため、商業施設の案内表示や企業のロゴサインなど、幅広い用途で活用されています。
導入を検討する際は、店舗やオフィスの雰囲気に合ったデザインを選び、信頼できる製作会社に依頼するとよいでしょう。
私たちラボリでは、ワンストップで製作しているので、豊富な種類のサンプル板もご用意しております、切り文字の選択にに迷われる方にも分かりやすくご案内いたします。屋内外に適した素材の違いもしっかりとご説明しますので、ご不明な点があればお気軽にご連絡ください。