バックライト看板とは?光と影がつくる上質な看板演出

裏側面発光(ストレート)

店舗の印象をぐっと引き上げる「バックライト看板」。文字の背面からLEDで光を照らし、間接照明のように柔らかい光を演出することで、空間に高級感をプラスしてくれる人気の看板です。この記事では、看板文字専門工房ラボリの視点から、バックライト看板の特徴、種類、価格、施工方法、よくある問題と対策までわかりやすくご紹介します。

ここからの目次

バックライト看板とは?正面発光や側面発光との違い

バックライト看板文字の構造

バックライト看板とは、文字やロゴの背面にLEDを仕込み、壁面に光を反射させることで立体的に文字を浮かび上がらせるサインです。直接照らすのではなく、光を壁に当てて反射させる間接照明のため、やわらかい光が特徴です。ホテル、飲食店、美容室など、雰囲気を大切にしたい空間でよく使われます。

正面発光・側面発光文字との違い

正面発光は文字の表面が光るタイプ、側面発光は文字の外周が光ります。一方、バックライトは文字の背面が光ることで、文字が壁からふわっと浮いて見えるのが特徴です。目立たせたいけどギラギラさせたくない…そんなお店にぴったりです。

バックライト文字

正面発光文字

側面発光(ストレート)※レイヤー文字サンプル(LA)

側面発光文字

間接照明としての魅力

照明の光が直接目に入らず、空間全体を包むように照らすことで、「おしゃれ」「落ち着きがある」「上質」という印象を与えることができます。特にナチュラルな素材の壁面や、木などの質感と相性が良く、光と素材の調和が空間全体の価値を高めます。

バックライト看板の注意点と解決策

反射する壁ではLEDの光がドットで見えてしまう

石や光沢塗装された壁にバックライトを設置すると、柔らかい光ではなく、LEDの光源が点状にくっきり見えてしまうことがあります。これはLEDの光が壁で強く反射してしまうために起こります。せっかくの高級感ある演出もこれでは台無しです。

アクリルの裏打ちで光を均一に

ラボリでは、反射しやすい壁の場合、文字の裏側にアクリル板を取り付ける方法を推奨しています。アクリルが光を均一に拡散してくれるため、ドット状の光を防ぎ、ふんわりとした美しい光に仕上げることができます。見た目も一気にグレードアップします。

バックライト文字の図面

小文字の場合は側面LED配置で対応

文字サイズが小さく、アクリル板の裏打ちが難しい場合は、LEDの配置を工夫します。具体的には、文字の背面ではなく、側面にLEDを仕込むことで、壁面への直接照射を避ける方法です。ラボリでは、サイズや設置条件に合わせて最適なLED配置をご提案しています。

価格帯・納期・設置場所による選び方

バックライト看板の価格目安

樹脂製のレイヤー文字(立体的な光る文字)については、1文字あたり高さ300mmを基準とした場合、おおよその価格は35,000円前後となります。ただし、使用する素材の種類(ステンレスなど)、文字のフォントや形状の複雑さ、そしてLEDの仕様(光り方のパターン)によって金額は上下します。

ご希望のご予算に応じて、文字の素材や発光方式(間接発光・側面発光など)を柔軟に調整することが可能です。コストを抑えながらもデザイン性を高めたい場合や、ブランドイメージに合わせた演出をしたい場合など、お客様にとって最適なご提案をさせていただきます。

納期は2〜3週間が目安

一般的なサイズで10文字程度であればバックライト看板の納期は、デザインデータ確定からおおよそ2〜3週間です。特殊な仕様や大型文字の場合、4週間以上かかるケースもあります。ラボリではワンストップで製作を行っているため、納期の調整も柔軟に対応可能です。またレイヤー文字に限っては1文字あたり高さ300mm×5文字程度は最短1週間で製作可能です!

設置場所に応じた素材の選び方

屋外で使用する場合は、LEDは防水加工を施した素材を使用することで耐久性が高まります、屋内であれば、LEDテープライトなど軽量で細かい配置ができる光源などの素材も選べます。看板の見え方だけでなく、耐久性やメンテナンス性もふまえて選ぶことが大切です。光る樹脂文字も屋外用の製品がありますが、ステンレス製品に比べると耐久性には差が出ます。

バックライト看板の種類と特徴

LEDバックライト文字

ステンレスなどの立体文字(箱文字)の背面にLEDを内蔵し、文字の影として壁に光を投影する仕様です。最もスタンダードで、素材や塗装、シートなどのバリエーションが豊富なため、多様なデザインに対応できます。

フロント+バック発光文字

立体文字(いわゆる「箱文字」)の中には、正面発光と背面発光の両方を兼ね備えたタイプがあります。これは主にステンレス製の箱文字に用いられ、正面発光と同時に背面からも壁面に向かって光を放つことで、文字の輪郭を美しく浮かび上がらせることができます。夜間でも非常に視認性が高く、存在感のあるサイン演出が可能です。

樹脂レイヤー文字

アクリル樹脂を層状に積み重ねて作る立体文字にLEDを仕込んだタイプで、軽量かつカラーバリエーションも豊富なため、屋内でのサインやロゴ装飾に人気があります。側面の形状は、光の広がり方や印象を細かくデザインできるのが魅力です。ラボリではこのレイヤー文字を、3Dプリンター技術を活用して高精度かつ低コストで製作しています。繊細なロゴや複雑な書体にも対応できるため、屋外屋内、飲食店や美容室、展示会ブースなど幅広いシーンでご採用いただいています。

裏側面発光(テーパー)※レイヤー文字サンプル(LA)

LEDデザインパネルのバックライト

パネル全体が間接照明のように柔らかく光る構造で、デザインやロゴ部分をレーザーで抜いたパネルの内側にLEDを仕込むことで、光と影のコントラストを活かした演出が可能なスタイルです。屋内・屋外どちらでも設置できるため、用途の幅も広く、特にグラフィックと組み合わせて空間全体の印象を一新したい場合に活用されています。

バックライト看板の種類別比較

見た目の印象で選ぶ

ステンレス箱文字のバックライトは重厚で信頼感のある印象。アクリル樹脂系は明るく親しみやすい雰囲気になります。パネル型はデザイン要素が強い時の使用が多く、インテリアとの相性も抜群です。

バックライトのチャンネル文字
裏側面発光(テーパー)

コストと施工性で選ぶ

ステンレス箱文字は大型も可能で耐久性も良く、見た目の良さと引き換えにやや高価。アクリルレイヤー小型向きで比較的安価、施工も簡単です。パネル型は設置スペースが限られる場所でも活用しやすく、表示内容の変更も可能です。

ラボリのおすすめポイント

ラボリでは、現場の壁面状況、設置環境、見る角度、通行量などを加味しながら、最適な仕様をご提案しています。LEDの色温度や電源位置など、細部にこだわった設計で仕上がりの満足度を高めます。

バックライト文字の製作事例

パネルの内側にLEDを均等に配置して、レーザーで抜いたロゴ部分と、パネルの外周から電球色がふんわり光が漏れる

バックライトのチャンネル文字取付写真

まとめ|バックライト看板は空間を引き立てる

バックライト看板は、空間全体の印象を左右する大切なサインです。上品で柔らかい光が壁に広がることで、来店者の第一印象を良くし、ブランド価値を高めてくれます。壁面の反射や素材選び、LEDの配置など、注意点を事前にしっかり確認しておくことで、「思ってたのと違った」という失敗を防げます。どんな光り方にしたいか、どんな空間にしたいか。ぼんやりとしたイメージでも構いません。私たちラボリが、お店や空間にぴったりなバックライト看板をご提案します。

私たちラボリにお気軽にご相談ください!

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