樹脂チャンネル文字の魅力と選び方｜店舗を引き立てる立体サインのすすめ

そもそも「樹脂チャンネル文字」ってなに？

立体感のある文字サイン

樹脂チャンネル文字とは、アクリルや樹脂素材で作られた立体的な文字サインのことです。表面や側面を発光させることができるため、昼夜問わず目立つ看板として、飲食店や美容室、オフィスビルなどさまざまな場所で利用されています。LEDを内蔵するタイプが多く、省エネで長寿命なのも人気の理由です。

素材に使われる「樹脂」とは？

ここでいう「樹脂」とは、主にアクリル樹脂やポリカーボネートなどの合成素材のこと。軽くて加工しやすく、色や形も自在でNCルーターで削り出して作るのが一般的です。透明感のある美しい仕上がりや、複雑なデザインの製作にも向いています。金属よりも軽いため、施工がしやすいのも特徴です。

なぜ今、樹脂チャンネルが人気なのか？

最近ではブランドイメージや店舗の「見た目」を大切にする企業が増えたことで、安価な立体的で美しい「レイヤー樹脂文字」が人気です。また、LEDを使った演出が可能なので、夜でもしっかりアピールでき、SNS映えを意識した店舗にもぴったりの看板と言えます。

樹脂チャンネル文字の種類と違い

正面発光タイプ

正面が光るタイプは、看板の基本ともいえる人気の仕様です。明るく視認性が高く、夜間でもはっきりと目立ちます。文字の輪郭がくっきりと見えるため、業種を問わず幅広い現場で使用されています。シンプルながらインパクトを出したい場合におすすめです。

側面発光タイプ

文字の側面がやわらかく光るタイプは、上品で落ち着いた印象を与えます。特に高級感や清潔感を演出したい美容系や医療系の店舗にぴったりです。正面に光を入れたくないデザインにも対応しやすく、間接照明的な美しさが魅力です。

背面発光タイプ（バックライト）

文字の裏側から光を出し、壁面を照らすことで浮かび上がるような演出ができるのが背面発光タイプです。暗がりでも幻想的な雰囲気を演出できるので、バーやアパレルショップなど、雰囲気重視の業種におすすめです。設置には壁との距離を取る必要があります。

樹脂チャンネル文字のメリット

自由度の高いデザインが可能

樹脂は軟質の為、加工がしやすく、オリジナルのフォントや比較的複雑な形状にも柔軟に対応できます。特にレイヤー樹脂文字は色のバリエーションも豊富で、店舗カラーに合わせた製作が可能。LEDカラーと組み合わせることで、より多彩な表現ができるのも魅力です。

軽量で施工もラク

金属文字と比べて非常に軽く、壁面への負担が少ないのが大きな特長。高所やガラス面など、設置場所の自由度が高くなるため、設計の幅も広がります。軽量ながらも見た目に重厚感がある点も人気の理由です。

省エネ＆長寿命なLED使用

LEDを内蔵した樹脂チャンネル文字は、省エネルギーで長持ち。長時間点灯しても消費電力が少なく、電気代の節約にもつながります。また、LEDは寿命が長く、交換の手間が少ない点も導入する側にとってはうれしいポイントです。

デメリットと注意点

高温環境には注意

樹脂素材は熱に弱く、真夏の直射日光が当たるような場所では変形や色あせの可能性もあります。設置場所の環境を確認し、必要に応じて耐熱性の高い素材や遮熱対策を検討しましょう。

コストがかかるケースも

凝ったデザインや大型サイズの場合、製作費が高くなることもあります。また、LEDの色変更や調光機能などを加えると、さらにコストが上がるため、予算とのバランスを考える必要があります。

設置環境の確認が必須

発光タイプによっては、取り付け面との距離や素材によって見え方が変わるため、事前の確認が大切です。特にバックライトタイプは、壁の素材によって光の演出効果が左右されやすいので注意が必要です。

どんなお店におすすめ？

飲食店やカフェ

視認性が高く、夜間営業でもしっかり目立つ樹脂チャンネル文字は、飲食業にぴったりです。LEDの色を工夫することで、おしゃれさや安心感も演出できます。看板でお客様の興味を引くことができれば、集客にもつながります。

美容室・クリニック

柔らかく発光する側面・背面タイプは、清潔感や落ち着いた雰囲気を演出するのに最適。店舗の第一印象を左右する大切な顔になるため、こだわったサインで差別化を図るのが効果的です。

店舗サインの看板

企業ロゴとして使われることも多く、高級感のある印象を与えたい店舗にはピッタリ。会社のブランドイメージアップにもつながります。

樹脂チャンネル文字の価格について

1文字あたりの価格帯と目安

内照式樹脂チャンネル文字の価格は、文字高さ20センチで1文字あたりおおよそ25.000円〜35,000円程度が目安です。ただしこれはあくまで参考で、文字の大きさ、書体、カラー、そして発光面によって変動します。例えば、シンプルな形状なら比較的安価に済みますが、複雑なロゴや特殊形状になると、その分の加工費が加算されるため、デザイン内容によって大きく変わる点に注意が必要です。

サイズや仕様で大きく変わる金額

樹脂チャンネル文字はサイズが大きくなるほど材料も手間も増えるため、価格に大きく影響します。例えば、文字の高さが30cmでは一文字大凡40.000円から50.000円、文字高さ50cmでは70.000円～80.000円、必要な材料も加工の工程も違ってきます。さらに、正面だけでなく側面や背面も光るような多面発光タイプを選ぶと、LEDや配線の設置も含めて金額がアップします。厚みや立体感をしっかり出したい場合も、それだけ成型に時間がかかるため価格に反映されやすくなります。こうした仕様の違いを理解しておくと、見積もり時に納得しやすくなります。

設置場所や施工方法による違い

樹脂チャンネル文字の費用は、文字の製作だけでなく、取り付けるときの作業内容によっても変わってきます。たとえば看板を高い場所に設置する場合は、高所作業車や足場が必要になることがあり、その分の費用が加わります。10文字くらいの看板で、文字の高さが35cmほど、高所作業車が必要な場合だと、取り付け費だけで20万円以上になることもよくあります。一方で、脚立で届く程度の高さなら、10万円前後で収まるケースもあります。また、壁の材質によっては、取り付け前に下地を補強する必要が出てきたり、LEDで光らせるタイプの場合は電源の工事やタイマーの設置なども必要になったりします。こうした取り付け環境を事前に確認しておくことで、予算の目安も立てやすくなります。

発光方法や形状は「正面・側面・背面」だけじゃない

複合発光タイプ（正面＋背面など）

樹脂チャンネル文字には、正面だけでなく背面も光らせる「複合発光タイプ」もあります。たとえば、文字の正面を明るく照らしつつ、背面からも光を出して壁をほんのり照らすことで、文字が浮き出るような立体感を演出できます。視認性だけでなく、雰囲気や高級感を出したい店舗にぴったりです。

切り文字との組み合わせタイプ

発光しない「切り文字」と、発光する「樹脂チャンネル文字」を張り合わせることで、デザイン性の高いサインに仕上げることも可能です。たとえば、正面はステンレス鏡面の切り文字、側面電球色で発光、見せたい部分にメリハリをつけられます。全てを光らせるのではなく、光と光らない部分を組み合わせることで、見た目の印象を強めることができます。ロゴにこだわりがある企業様にもおすすめです。

レイヤー文字（多層構造タイプ）

最近人気が高まっているのが「レイヤー文字」と呼ばれるタイプです。これはアクリル板を何層にも重ねて作る方法で、奥行き感と高級感を出せるのが魅力です。光らせる層とそうでない層を使い分けることで、光の透け感や陰影をうまく活かした表現ができます。たとえば、表面をスモーク調のアクリルにして、下の層から淡く光が透けるようにすることで、落ち着いた雰囲気の中にも印象に残るデザインになります。オフィスビルやブランド店舗のサインとしてよく選ばれていて、周囲のサインと差をつけたい方にぴったりです。

選び方のポイント

発光のタイプを選ぶ

「正面」「側面」「背面」それぞれに特徴があります。見せたい雰囲気や設置環境に合わせて最適な発光方法を選ぶことが、看板の効果を高める第一歩です。

サイズとバランスを考える

設置場所に対して適切なサイズでないと、せっかくのデザインも活かされません。遠くからでも読みやすいサイズ感や配置バランスも、デザインの一部としてしっかり考慮しましょう。

予算に合わせたプランニング

素材や発光方式によって価格が異なるため、あらかじめ予算を決めて相談するのがおすすめ。希望に合う最適なプランを提案してくれる業者に依頼することが大切です。

まとめ

樹脂チャンネル文字は、立体感と美しい光の演出が魅力のサインです。店舗や企業の第一印象を左右する大事な存在として、デザイン性と機能性を兼ね備えた看板を選びたいですよね。種類や設置環境、予算など、少しの知識があるだけで、より良い選択ができるようになります。看板の導入をご検討の方は、ぜひ私たちラボリにお気軽にご相談ください。